Education教育・新人レポート

病棟の新人サポートの実際
病棟の新人サポートの実際

今回は、病棟の新人教育の様子を覗いてみたいと思います。

5A病棟は、主に整形外科の患者さんが入院しています。

2021年度は、7名の新人看護師が配置されました。

新人看護師(左から7名)と優しさあふれる師長さん(右端)

今までは集合研修を受けてから現場で実践する形で新人教育が行われ、部署の新人は概ね同じように技術修得がすすめられてきました。

しかし、世の中と同様に新人教育も影響を受け、OJTが中心の教育体制へと変わりました。

OJTでは実践を経験できる時期や順序は様々であり、新人ひとりひとりの技術修得状況が異なります。

そこで病棟では、新人やフォローの先輩に限らず、誰でも新人の状況を把握しやすいように「基本技術 経験表」で共有しているそうです。

一目でわかるように、技術修得状況を可視化

赤色:見学、黄色:見守り実施、緑色:できる

緑が多いのは、今までコツコツ頑張った証!

そして、もうひとつの工夫として「日記」があるそうです。

患者さんへ配慮すべきことや患者さんが安心できる声掛けのタイミングなど、新人自身が気付いたことを記載します。

先輩は、看護技術のアドバイスだけでなく、患者さんの視点になって気づきを促してくれることもあります。

手順通りにできたかだけではなく、患者さんのことを考えて看護が

できたかをおさえておくことは大切ですね。

次は、ある日の様子です。

業務開始時は、看護のポイントや不明点などを確認します。

また、先輩の経験から予測されることやその対処法についてあらかじめ共有することも。

1人で難しいケアは先輩と行うこともありますが、半年を過ぎた今、複数の患者さんの担当を新人が任されています。

そのため、新人は報告を、先輩は新人への声掛けを密にして患者さんの状態やリーダーナースからの指示を共有し、ベストなケアを心がけています。

新人教育責任者さん(右)と。

複数のケアの優先順位などを一緒に考えます。

そして、10月末日。ついに新人バッヂを外す日を迎えました。

4月から頑張った同期同士、そして師長さんも加わってバッヂとお別れです。

これから益々、活躍を期待しています!