Education教育・新人レポート

新人看護職員の歩み「新人研修と複数患者受け持ちの開始」
新人看護職員の歩み「新人研修と複数患者受け持ちの開始」

新人看護師が入職して3ヶ月が過ぎ、暑い夏がやってきました。新人看護師は、集合研修と部署での学びを積み重ね、複数の患者さんを担当することができるようになってきています。

集合教育では、他職種の方にもご協力いただき、講義や演習を行います。
こちらは臨床工学技士から、輸液管理時に使用する輸液ポンプ、シリンジポンプの取り扱いについて説明を受けています。

緊急時に使用する除細動器によるAEDモードの使用方法も演習を行います。
専門的なことを分かりやすく教えてくれるため、楽しく演習を行うことができました。

普段から使用しているベッドサイドモニターについて、改めてアラーム対応や機器設定の仕方などを学びます。

理学療法士の方々からは、転倒転落予防技術について講義を受け、演習を行いました。
なぜ転倒が起こるのか、重心の移動などのメカニズムを体験し、患者さんの転倒のリスク考えることができました。

力ずくで患者さんを抱えるのではなく、患者さんの運動機能を活かしながら、介助者にも負担の無いよう、安全な立ち上がりの介助、移乗介助を演習で学びます。

続いては、褥瘡の予防について、皮膚排泄ケア認定看護師から講義を受けました。
自分が患者さん役となり身をもって体験することで、体位変換や体圧分散の意義を再認識し、普段実施しているケアを振り返ります。

おむつの種類と特製の違いについても学び、患者さんの状態に応じて適切におむつを選択し使用していくことを学びました。

部署では、受け持つ患者さんの人数が増え、看護の実践に奮闘しています!
今日は「術後でドレーンを挿入されている患者さん」「術後回復し、退院間近の患者さん」「本日入院の患者さん」の3名を担当しています。
『これから入院患者さんの記録をするところです。あっと言う間に時間が過ぎて、大変です。』
と言いながらも、チェック表を確認しながら確実に仕事を行う姿勢が素敵です。

こちらでは、患者さんに内服薬を渡す場面です。
『受け持つ患者さんが増えて、まだ時間の使い方がうまくできませんが、先輩たちに支えられているので、頑張って行きたいなと思います。』と話します。
複数の患者さんへの対応を学び途中ではありますが、できることをコツコツと実践しています。

こちらでは、業務リーダーへ先輩看護師と報告を行っています。
新人看護師の報告内容が、業務リーダーのメモに書き加えられていきます。
先輩看護師の見守りのもと、患者担当としての責任をしっかり果たしていますね。

こちらでは、医師と処置のスケジュール調整をしていました。
『今日は3名の患者さんを担当して、処置もあるので精一杯です。』と話しますが、患者さんの予定を把握し、医師とも適切にコミュニケーションを取っている姿が頼もしいです。

以上、新人看護師たちの一生懸命な姿をお届けしました!
まだ不慣れなことも多くありますが、チームメンバーとして自立できるよう、与えられた業務の中で、新人看護師なりに安心安全な看護を提供について考え、行動しています。
これからも新人看護師が成長できるよう、教育担当として支援を継続していきたいと思います。