みなさん、こんにちは。寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。今年度も残すところ数か月となりました。新人看護師は、日々新しい課題に取り組んでいます。今回は北部病院のICUで勤務する2名の看護師の成長の様子をお届けします。
今日初めて挿管している患者さんを担当しているKさんです。
「手術直後の患者さんを担当しているので、ドキドキしています。でも、患者さんに安心してもらえるようにしっかり観察やケアをしていきたいです。」と話してくださいました。患者さんの鎮静状況の評価や自発呼吸の状態、人工呼吸器との同調を確認し、患者さんが安楽に呼吸することができ、術後の安静が保てるように管理しています。
こちらはOさんです。先輩看護師と一緒に緊急入院の患者さんの看護計画を立案しています。「先輩と一緒にカンファレンスをすることで、患者さんの問題を色々な側面から考えることができるようになります。患者さんへのケアも根拠に基づいてできるので、とても勉強になります。」と話してくださいました。
お二人に入職してから今までのことを振り返っていただきました。
Kさんは、「あっという間だったと思います。まだ勉強が足りないと思うこともありますが、少しずつできることが増えて、重症な患者さんを担当できるようになっている、と感じられるようになってきました。」「先輩が自分達にしてくれたように、新人看護師の方が安心できるような声をかけてあげたいです。」
Oさんは、「どんな時でも気にかけてくれたプリセプターさんの存在がとても心強く、嬉しかったです。忙しくても根拠や理由が分かるように丁寧に説明してくれたチームリーダーさんにも感謝しています。」「これから先輩たちのように成長し、活躍できるのか不安もありますが、チームのみんなと一緒に頑張っていきたいと思います。」
ICUの新人教育責任者は、「この1年は、社会人として環境に慣れることから始まりました。そして、手術直後の患者さんや集中治療を受ける患者さんが安心して治療を受け、回復を促進できるよう、新人看護師と一緒に看護ケアを行い、知識や技術を習得できるように関わってきました。また、プリセプター、チームリーダーと新人の到達状況を評価しながら、一人一人に合った指導を実施してきました。二人とも今までよく頑張りました。これからも課題はあると思いますが、一緒に成長していきましょう。」と二人の新人看護師に伝えていました。
昭和大学統括看護部は、教え、学びあう“屋根瓦体制”を掲げています。これからも、教育担当として、新人看護職員を通して部署全体の教育体制を支援していきたいと思います。