みなさん、こんにちは。昭和大学病院・昭和大学病院附属東病院の教育担当者です。今日は、12月18日に行った修了式と、現在の心境を新人にインタビューしたので、お伝えしていきます。
4月に入職して、あっという間に9か月が過ぎました。
修了式では、これまでの新人研修や演習の様子、新人教育責任者からのメッセージをムービーで作成し、流しました。
皆、思い出しながら楽しそうに見ています。
実は後ろには部署の師長や、新人教育責任者も参加し、見守ってくれているんです。
新人の代表者が挨拶をしてくれました。堂々と自分の考えや今後のことを話す立派な姿に、教育担当として関わってきたこちらも感動してしまいました。
看護部長から、代表者に修了証書が渡されました。
修了式に来てくれた部署の師長からも、メッセージを頂きました。
新人は体ごと、師長の方へ向いて真剣に聞いています。
最後に全体で写真を撮りました。
ここで1年間の振り返りとして、新人から取った「有用だった研修・演習」のアンケート結果をお伝えします。
1位は日常業務で使用する頻度の高い技術でしたが、2位に前期も後期も報連相演習が入りました。ランキングには載せませんでしたが、後期研修の4位は「リーダーフォローになるにあたって(報連相シリーズ)」でした。
やはり、新人だと報連相に困っていることが多いようです。ですが、研修・演習を行う事で病棟での業務に役立ってもらえていると嬉しいです。
続いて、部署の新人から新人研修を終えての感想や2年目になるにあたっての思いをインタビューしてきました。今回、インタビューしてきたのは産科病棟、NICUの新人です。
【産科病棟】
★産科病棟 助産師:Fさん★
〈1年の研修を振り返ってどうでしたか?〉
新人研修では、多くの同期と一緒に看護技術の演習や講義を受けました。入職したばかりの頃は、慣れない環境に緊張していました。しかし、グループワークなどで他の科の同期と交流することもできたので、とても充実した新人研修を過ごすことができました。また、入職してから数ヶ月経った頃に、業務での多重課題についての講義がありました。自分が課題だと感じていたことについて共有し、解決策を考えることで、他の同期も同じような課題を抱えていることがわかりました。新人研修を受けることで、日々の業務の中で必要なことを学ぶことができました。
〈2年目にむけての意気込みを教えてください!〉
入職してから約1年が経ち、先輩方の助言やフォローのおかげで業務にも慣れてきました。2年目になったらその患者さんに合わせたケアを行うこと、患者さんに寄り添うということを忘れずにケアを行っていきたいと思っています。また、業務の中で課題も見つかると思うので、悩んだときには先輩方に助言をいただいたり、振り返りをして、日々の学習を続けていきます。
【NICU】
★NICU 看護師:Tさん(左) ★報連相演習の様子
<1年の研修を振り返ってどうでしたか?>
この1年を振り返ると、あっという間の日々でした。入職してすぐは研修が多くあり、感染対策や看護ケアなどについて学ぶことができました。
なかでも印象に残っているのは、多重課題による優先順位を考える研修です。シナリオをもとに自分だったらどのように対応するかをシュミレーションし、良かった点や改善点をグループで話し合いました。入職当初と比べると受け持ち人数も増え、優先順位の付け方に迷うことも多くなりましたが、研修で学んだことを活かして日々の勤務にあたっています。
初めは慣れない環境で不安もあり、できないことも多く落ち込むことがありましたが、今ではできることも増え、自身の成長を感じています。
〈2年目にむけての意気込みを教えてください!〉
2年目からは挿管している児など、受け持つ患者さんの重症度も上がるため、疾患や呼吸器管理の理解を深め、安全にケアを実施できるようにしたいです。
また、ご家族の発言や反応からニーズを汲み取り、寄り添う看護ができるよう努めていきます。
二人とも研修で学んだことを実践し、自身の成長につなげることが出来たようです。
新人研修は終了となりましたが、2月には2年目になるにあたってのフォローアップ研修、その後は3年
目になる前に行う2年目研修と続いていきます。
新人研修が終了となっても、病院全体で支援をしていきたいと思っています。