今回は昭和大学病院附属東病院で活躍している新人看護師をご紹介します。
9月末で左肩につけていた新人バッジが取れました。入職から半年が経過し、新人看護師は、どのような想いでいるのでしょうか。今回はそんな新人看護師たちにインタビューをしてきました。
【E2病棟】
・「バッジが外れることで見た目では先輩と変わらなくなるので、緊張や不安はありますが頑張っています。未経験の技術を積極的に出来るよう、翌日の担当患者さんの割り振りを決めるときに、先輩に声をかけるようにしています。」
・「取れてしまったという気持ちが強いです。自立していないケアも多いのですが、先輩と同じように見られてしまう。まだ先輩よりも担当する患者さんが少ない分、周りをみて出来ることは積極的に声をかけるようにしています」
【E3】
・「バッジが取れたことは不安のほうが大きいです。自立したケア、まかせられる業務も増えました。やりがいがある分、うまくいかないこともあります。その時は先輩からアドバイスがもらえるので、焦らず落ち着いてケアができることを目指しています。」
・「バッジは取りたくなかったです。担当する患者さんも増えてきているので、ケアや記録が増えました。そのため時間管理を意識して、ケアに遅れないようにしています。」
【E4】
・「バッジが取れたことで、より頑張ろうと思いました。報告・連絡・相談をしっかりして、自分が担当している患者さんのケアは、まず自分1人で終わるように業務を組み立てています。」
・「バッジをしっかり止めすぎていたので、取るのが大変でした・・・。担当する患者さんが増えてきて大変ですが、忙しいときこそ手順に沿ったケアを行うようにしています。」
【E4】
・「以前、患者さんから『新人さんなんだね、頑張って。』と声をかけて頂いたことがありました。今までは新人だからという視点でみて頂けたのが、普通の看護師として見られるので、もっと頑張ろうと思っています。」
【E-OPE】
・「患者さんに対してもそうですが、多職種から見ても新人だとわかりにくくなったので、不安はあります。バッジがあると、言わなくても周囲の人が新人だと気づいてもらえていたので、焦っていたりすると声をかけてもらえることがありました。今までもそうでしたが、これからも新しい手術を覚えられるよう、その日にやったことの復習と翌日の手術の予習をするようにしています。」
【最後に】
今回は東病院新人たちにバッジが取れた心境についてインタビューをしました。
みなさんバッジが取れた不安を感じつつも、どうすれば患者さんに安心してもらい、安全に看護が行えるのか、日々模索していました。担当する患者さんの人数も増え、中には先輩と変わらない人数を担当している新人看護師もいます。そんな新人看護師の左肩に残るバッジの跡からは、見た目だけでなく、中身も着実に成長していることを感じました。
今後も、一つ一つの業務をより確実なものとしていけるよう、教育担当としてサポートしていきます。