Education教育・新人レポート

新人看護職員の夜勤に密着
新人看護職員の夜勤に密着

江東豊洲病院のページをご覧いただいている みなさま、こんにちは。
今月は新人Aさんの夜勤中の様子をお届けします。
当院の夜勤務時間は、16:30~翌8:30です。

16:30 出勤
入職して、2回目の夜勤です。出勤したら、担当する患者さんの情報収集を始めます。

Aさん 「受け持つ患者さんは、心臓血管外科の患者さん1名です。
今日は、私のプリセプターがフォロー担当の先輩です。プリセプターさんと一緒の勤務は、
嬉しいです。夜勤者のなかで新人は私一人なので、日勤で働いている同期と会えると、
ホッとします。」

16:45 申し送り
日勤者から、患者状態の詳細の申し送りを受けます。
患者さんへ「今夜、担当します、よろしくお願いします。」と挨拶して、患者さんに使っている
器材や挿入物を自分の目で確認をします。

17:15 注射の準備
患者さんの注射は、薬剤部から青いトレーに入って届きます。投与する注射を探し、
先輩と一緒にチェックをして、ミキシングしていきます。

Aさん 「ICUは搬送される注射がたくさんあるので、探せるようになるまで一苦労しました。」

17:45 勉強会参加
患者さんの観察を先輩にお願いして、同期と一緒に参加しました。
出来る限り、勤務時間内に参加できるよう時間設定がされます。
そのため、患者さんが就寝する深夜に行うこともあるそうです。

18:30 内服薬の投薬
内服薬を経腸チューブから投与するため、薬を簡易懸濁法で溶解します。
ケアに入ろうとしていた先輩に相談をしたら、そばで見守ってくれました。

Aさん「実は簡易懸濁が久しぶりなうえに、薬の量が多くて、溶けるか心配だったので、先輩に勇気を出して相談しました。」

19:30 処置の準備
これから、患者さんの緊急入院があるそうです。
先輩が緊急入院の患者さんを担当するため、必要な処置の準備を指示されました。手作りの手順書を見て、医療材料を揃えます。

先輩 「こっちのテープじゃないよ。」
Aさん 「えっ? そうか。こっちですね。」

20:30 夕食休憩
休憩の前に、リーダーへ患者さんの状態を報告します。
感染対策のため、食事休憩はひとりずつ入ります。

Aさん 「私はお菓子も持ってきました。甘いものを食べると元気が出ます!」

23:30 患者さんの入眠状況確認
消灯を過ぎましたが、患者さんはまだ眠れていません。

Aさん「先輩と相談し、眠れるよう薬を使うことになりました。」

1:00 手術入室待ちと看護記録
先輩が担当している緊急入院の患者さんが手術を受けることになりました。搬送を一緒にするので、今のうちに進められる業務を行います。先輩が業務の進捗を確認しに来てくれました。

2:00 仮眠
患者さんを手術室に搬送したあと、仮眠時間でした。ICUには、仮眠室がフロア内にあります。

Aさん 「ベッドに入ったら、私は比較的眠れる方かなぁと思います。でも緊張はしているの
で、寝過ごすことは、今のところありません。目が覚めたら、スキンケアをして、日焼け止めを塗って、お菓子を食べて・・・・・ しっかり目を覚まします。」

5:30 検温
「おはようございます。 眠れましたか?」「あまり眠れなかったんですね。」
患者さんとの会話は自然に出来るようになってきました。
検温をして、先輩と一緒に患者さんの体重測定を行います。
血液ガス分析装置の操作方法も慣れました。

7:00 勤務が終了する前に プリセプターと一枚!

最後に、お互いにどのような印象を持たれているか、伺ってみました。

どんなプリセプターさんですか?
Aさん 「安心できる方です。わからないことは聞けるし、一緒にやってくれる・考えてくれる方です。最近、先輩はリーダー業務が始まったので、一緒に患者担当の仕事が行えたのは嬉しかったです。」

どんな新人さんですか?
プリセプター 「元気いっぱいです。患者さんのアセスメントをしながら報告ができるので、学
習していることを感じます。今夜は久しぶりに一緒に仕事をして、成長を感じました。まだまだ課題はありますが、もっともっと成長していけると思います。来月からは患者さんの受け持ちが2人に増える予定ですよ。」

新人の「精一杯な頑張り」と「着実な成長」を見ることができた夜勤でした。
これからも頑張って行ってほしいです。