こんにちは。藤が丘病院の教育担当です。
つい先日まで、病院前の街路樹の銀杏並木は、落ち葉と「銀杏」で黄色い絨毯と化していました。
病院の前を歩くスタッフや、地域の方々の「銀杏を踏まないように注意深く歩く」姿が毎年の恒例です。落ち葉のピークも過ぎ、地域の方々の清掃活動のおかげで、安心して歩ける歩道になりつつあります。
また、朝晩の冷え込みを感じる季節になりましたね。白衣にカーディガン1枚を羽織り、「さむい、さむい」と言いながら、リハビリ病院と藤が丘病院を往復している今日この頃です。
さて今回は、新人看護師たちの恒例イベント「新人バッチ除去」セレモニーのレポートをお届します。
新人看護師たちにとって、「新人バッチ」はいわば車両に貼る「若葉マーク」です。
教育担当にとっても、部署ラウンド時には、新人の「目印」となって活躍してくれた「新人バッチ」でした。
残念ながら、入職時に90名以上の氏名と顔を覚えられる記憶力は、持ち合わせておりませんでしたので…。
縫い付けた「新人バッチ」を、師長にハサミでチョキチョキしてもらいます。
「うれしいような、不安のような、複雑な気持ちです。」
「今まで新人バッチに頼っていたから緊張します。」
バッチを外した新人たちを、先輩看護師はどのように見ているのでしょうか。
「正直、心配な点もあります。患者さんにも新人看護師ということを提示できないので。」
「新人バッチが外れることによって、フォローの目が行き届かないということがないようにしないといけないですね。」
「安全な看護が提供できる知識と技術が身につき、ひとり立ちできるまで支援を継続していくようチームで共有しています。」
たかが「新人バッチ」されど「新人バッチ」です。
「新人バッチの除去」というセレモニーを通じて、新人たちは一人前の看護師になるための決意を新たにし、先輩看護師は、新人の支援体制について改めて考える機会となっていました。
「ありがとう。新人バッチたち!」
「これからも初心を忘れずに、頑張ります!」