みなさんこんにちは。昭和大学藤が丘病院教育担当です。
桜が見ごろを迎え、徐々に暖かく過ごしやすい季節となりました。みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。当院の新人看護師・助産師たちも、次年度の新人看護師・助産師をドキドキしながら心待ちにしております。
2022年度最終回となる今回は、産婦人科病棟のAさんへ1年間を振り返り、大変だったこと、成長を実感したことについてインタビューしました。
本日、分娩担当のAさん
受け持ちが始まり、最初のころは覚えることがたくさんあり、業務を時間内に終わらせることで精一杯でした。また報告時も、自分の伝え方を気にしてしまい、先輩に質問や確認ができないこともありました。しかし今は、経験と研修の学び、気づきを活かし、より効果的な伝え方を考えながら報告することが出来るようになりました。また、患者さんにとって最良のケアは何か考えながら動けるようになりました。自分の事で精一杯だったころから、患者さん本位の看護を考えられるようになったことが一番の成長だと思います。
分娩準備であわただしくなってきましたが、着々と準備を進めます。
助産師として、現在は分娩担当を任されるようになりました。もちろん先輩がフォローについてくれていますが、分娩の進行状況、赤ちゃんの心音確など観察し、さらに医師へ「今こういう状況なので〇〇が必要です。」など提案をする立場になりました。責任のある仕事に緊張もありますが、褥婦さんから「今回のお産は安心できました。」と声を掛けていただくことがあり、ほっとするのと同時に、とてもやりがいを感じています。
来年度は、先輩として、後輩から質問しやすい雰囲気で接することが出来るような存在でありたいと思います。また、質問にも根拠をもって答えられるよう、自分自身も学び続けたいです。
分娩担当フォローの先輩と一緒に・・・
コロナ禍の新人教育研修は、ワークや演習内容の変更等、せざるを得ない状況の中行われました。しかし、新人看護師たちは、実践できる範囲で柔軟に対応し、一生懸命学んできた一年間でした。何よりこの一年間の頑張りは、かけがえのない財産だと思います。それぞれが、今後も目標をもってキャリアを積み、成長を続けられるよう応援したいと思います。それでは、2022年度最終回となる「新人看護師の成長 No.12」、ご覧いただきありがとうございました。