みなさん 明けましておめでとうございます。昭和大学藤が丘病院教育担当です。
今年度も新人看護師の成長の様子をお伝えします。12月の集合研修はメンタルヘルス研修と目標管理です。
メンタルヘルス研修では、ストレスと向き合い、適応する力について学びました。グループワークでは「そうだよね、わかるよ。」などの言葉が聞かれ、新人看護師達の表情も心なしか前回より和らいだ印象です。研修で習得したストレスのセルフコントロールを継続し、今後も心の健康を維持しながら、部署で活躍して欲しいと思います。
次に、目標管理は看護専門職として、組織人として、自ら目標を管理していくための講義です。学生時代からこれまで計画された学習支援のもと成長してきた新人看護師も、これからは自ら自己を成長させていく必要があります。今回は基礎となる目標管理の考え方について学びました。
研修の締めくくりに、看護部長から修了の言葉がありました。看護倫理について、そして看護専門職としての基本的姿勢について振り返り、4月時の初心に返る思いでした。また、新人看護師は「今スタートラインに立ったところです。まだまだ伸びしろがある、伸びしろしかない。」という言葉に、教育担当としても、新人看護師たちが更に知識・技術を身につけて成長する、可能性に満ち溢れた存在であると気付き、頼もしく感じました。
~新人看護師の成長度について~
12月にラダーの自己評価を実施しました。すでに目標を達成し、来年度への課題に向けて対策を立てている新人看護師もいます。あと数カ月、目標のラダーⅠ達成までもうひと踏ん張りです。
今回も病棟で活躍する新人看護師の成長をお届けします。
今月は消化器センターに勤務するAさんに話を伺いました。
消化器センターの看護の特徴は周術期の看護、抗がん剤、放射線治療の看護など、多岐にわたります。Aさんにとって入職してからこれまで、あっという間の数カ月だったそうです。忙しい中でも課題に取り組み、大変なこともありましたが、息抜きも大切にして、今では仕事と休息のバランスが取れるようになったそうです。
記録中もナースコールにすぐに対応!
「責任の重さ、業務への不安から、メンタルヘルスが低下することもありましたが、メンタルヘルス研修で、他部署の新人看護師と同じ不安を抱えていることがわかり、業務や課題対策をしっかり行い、あまり考えこまないようにしようと、自分のメンタルを気にかけるようになった。」と話してくれました。
そんなAさんの目標は、「複数の患者さんを受け持つ中で、ケアや業務の優先順位を考えること、さらにケアの必要性をアセスメントすること。」と教えてくれました。
目標について先輩からアドバイス
チームで目標を共有するため、言葉の表現などアドバイスします
学生のころから、患者さんとのコミュニケーションを大切にされているAさん。現在も自分の看護観を大切にし、患者さんとの対話を大切にしています。先輩看護師の支援を受けながら、チームの一員として活躍するAさんは、優しくそして、信頼できる看護師に成長しています。
それでは次回も新人看護師の成長をお伝えしていきます。