今日は大学病院 看護部所属 教育担当次長・教育担当実務者の皆さんを紹介します。
写真:左から 教育担当実務者 Hさん 教育担当実務者 Kさん
教育担当次長 Nさん 教育担当実務者 Yさん 教育担当実務者 Nさん
教育担当実務者とは
各病院には看護部所属の教育担当実務者がいます。
部署に所属するのではなく、専任や兼任で新人教育を含めた教育・研修に関する様々な業務を行っています。
新人看護職員を対象とした活動としては、新人看護職員研修の計画・実施や、部署の新人教育責任者と連携し新人の状況把握、サポートを行っています。
特に入職したての4~6月は担当部署の新人看護師の様子を見るために、毎日部署をラウンドし、新人に声をかけています。
研修で頻繁に顔を合わせる教育担当実務者は、新人看護師にとって相談しやすい相手でありたいと思っています。
さらに部署の様子を客観的に見たうえで、部署の新人教育責任者や師長と各部署の教育体制について意見交換をすることもあります。
新人教育責任者とは
各部署では、係長が新人教育責任者となり、新人看護師の職場適応と到達目標達成を支援しています。
新人教育責任者である係長は月一回、院内で集まり、教育担当次長・教育担当実務者と共に会議を行い、新人教育に関する進捗の確認や問題の検討を行います。
そこで決定したことは部署に伝達されます。このようにして、スタッフ全体が連携して屋根瓦教育によるサポート体制を強化しています。
写真:新人教育責任者会議
教育担当実務者のHさんにお話を伺いました。
写真:教育担当実務者 Hさん
Q1:1年間の中で、どんな時に新人の成長を実感しますか?
入職当初は先輩の後ろで緊張した面持ちで立っている姿が多かった新人ですが、夏頃より、一人で患者対応している姿や先輩にしっかりと報告できている姿をみると成長を感じます。
Q2:今後どのように成長して欲しいですか?
一人一人の患者さんとの出会いを大切に、寄り添う気持ちと学ぶ姿勢を忘れずに、自らの看護観を深めていって欲しいと思います。
Q3:部署の新人教育責任者と、どのように新人の情報を共有して、新人のサポートをしていますか?
部署ラウンド時に、業務中の様子や体調面に関してそれぞれの立場で得た情報を共有しています。
情報をもとに、必要時には新人と直接面談をすることもあります。
部署と新人との懸け橋のような存在となり、双方にとって良い方向に進むように新人教育責任者と一緒に考えながら新人をサポートしています。
Q4:看護師として働く上で、学生時代に学校での勉強・就職活動(インターンシップ)など以外に経験しておくといいと考えている事はありますか?
アルバイトやボランティア活動をすすめたいと思います。
医療業界以外を体験することや、様々な年齢層の方と接する機会を多く持つことは、広い視野を持ち、多様な考え方を知る機会になると思います。
そして、看護師に必要なコミュニケーション能力や対人関係能力の向上に役立つと思います。
Yコメント
「教育担当実務者は新人にとっても、部署の新人教育責任者にとっても頼れる存在です。
新人さんの顔と名前をあっという間に覚えてしまうスキル、見習いたいなと思います。」