梅雨が明けて、すっかり真夏の空になりました。暑い日が続いていますね。
食欲が減ったりしていないでしょうか?
患者さんの中には様々な理由から経口摂取が出来ず、経管栄養にて食事をしている方もいます。
経管栄養中は栄養剤の管理だけではなく、体勢の維持やチューブ抜去予防など、注意すべき点が多くあります。
今日は藤が丘病院の経管栄養法の演習に密着しました。密着新人さんはK・Yさん Y・Aさんです。
今日の演習には、講義の講師を担当した 摂食・嚥下障害看護認定看護師 S・Mさんが演習協力者として参加しています。
全てのグループを回って、アドバイスをしていました。
写真:左 Kさん 中央 Sさん 右 新人さん
まずチューブを固定するテープの張り方を学びます。
胃チューブを皮膚に見立てた紙コップに挟み、病院で実際に使用しているテープで固定していきます。
チューブが抜けないように、そして患者さんの皮膚を損傷しないように、注意が必要です。
写真:右 Kさん
経管栄養の準備のため、滴下速度の計算をします。
実習協力者の係長に、テキスト外の数値を聞かれて慌てて再計算する三人。計算はもちろん正解でした。
写真:右 Yさん
経管栄養セットに水を入れて、投与の演習を行います。
胃チューブの挿入確認のため、聴診器は必須です。
写真 左 Kさん 右 新人さん
グループの新人さん同士で患者役、看護師役、チェック係と交代しながら演習を進めていきます。
最後に自己他者評価を行います。
写真 中央 Yさん 左右 新人さん
Kさんコメント
「私は助産師なので、病棟で経管栄養を行う機会は殆どないかもしれません。NICUに赤ちゃんを搬送する際には、経管栄養をしている赤ちゃんを見かける事があります。どんなことに注意すべきなのか忘れないようにしたいです」
Yさんコメント
「リハビリ病棟に所属しているので、経管栄養をしている患者さんもいます。自分で意思を伝えられない方もいるので、経管栄養中にトラブルがないか、看護師がきちんと観察することが大切だと思います。安全に行えるよう復習していきます」
Yコメント
「経管栄養を実施するためには様々な注意が必要です。そのために注意すべきこと、観察すべきことをしっかり学習すれば、患者さんに必要な栄養を、安全に届けられます。病気からの回復には栄養が必須です!」