夏日が続く中、皆さん疲れて来ていませんか?
病棟の中は空調管理がされているとはいえ、清潔ケアにはお湯を使いますので、足浴やシャワ―浴介助後は結構汗をかきます。それでも患者さんの「気持ち良かった」の言葉に励まされて、暑いけど頑張ろう、と思えます。
さて今回は専門看護師・認定看護師をクローズアップします。
昭和大学には112名の専門看護師・認定看護師が在籍し、様々な場面で活躍しています。
そのなかで新人看護師に対してどんな関わりをしているのかを紹介いたします!
大学病院 ICU所属 救急看護認定看護師 M・Mさんにインタビューを行いました。
写真 左から新人さん M・Mさん 集中治療科医師 M先生 新人さん3人
Q:普段はどんな業務を行っていますか?
A:ICUの師長として管理の仕事をしています
Q:認定看護師として新人教育人どのように関わっていますか?
A:2つあります。1つは新人看護師研修で講義や演習を担当しています。もう1つは部署のICUで、救命技術と集中治療の看護ケアを指導しています。もちろん臨床実践でのOJTはスタッフに任せています。
部署の教育プログラムは新人教育責任者の係長が考えていますがその教育方法が新人のレベルに即したものなのか一緒に考え修正しています。
師長としての管理的側面と認定看護師としての教育的側面から、新人を育てるための教育システムの構築にメインで関わっています。
ただ、部署で急変があれば、救急看護認定看護師としてスタッフと一緒に実践も行います。
新人がその場面にいたら見学や実践を一緒に行うこともあります。そして、先輩である指導者に対してもどのように指導するのかを教育しています。
Q:認定看護師・部署の師長として、新人看護師に求めることはありますか。
A:私は、新人に「自己学習をたくさんしてください」というスタイルは、全く取っていません。
まずは、その日の業務の中で、一緒に行動する先輩看護師に看護を語ってもらい、そこから学んでもらっています。
その中で、新人として、こんな看護師になりたい、こんな看護がしたいと、患者さんのために自分で考えられるスキルを培って欲しいです。
そこで自分がやりたい看護に対して、必要な学習があると考えるのであれば、新人でも自ら学習が出来ると思っています。
宿題や課題のようにやりなさいではなく、自ら学習したいと考えられるような関わりをしています。
私が「勉強しましょう」と指導するのは2年目からです。
新人の間は、自分がこういう看護やりたいなと思ったら必然的にこういうことを学ぶという成人教育スタイルにして欲しいと思っています。
Yコメント
「Mさんは認定看護師・師長としての管理職との両立を行っています。新人研修の講義・演習での関わりもあります。
ICUに所属した場合は直接様々な指導を受けることが出来るのが魅力です。
昭和大学に所属する専門看護師や認定看護師の中には、部署の管理者である師長や係長としての職務を担っている人もいます」