昭和大学の新人教育の中で看護基本技術修得のために講義、演習を行います。
今回は活動・休息援助技術の演習 「ボディメカニクスを用いた体位変換」の中の「ストレッチャーの移乗・移送」に密着しました。①と同様に、演習協力者の脳卒中リハビリ認定看護師 H・Kさんから直接指導を受けます。研修の講義、演習には多くの専門看護師、認定看護師が参加しています。
112名の専門看護師、認定看護師が所属する昭和大学ならではの、専門的で最新の知識技術を直接学べるのが特徴です。
藤が丘病院 K・Yさん
広い演習会場には実際の病棟で使用されているベッド、ストレッチャー、車いすが置かれています。Kさんが行うのは、自力体動困難な患者さんをストレッチャーへ移動し、ストレッチャーからベッドへ戻すという演習です。まずはストレッチャーの上に患者さんの体の下に敷くスライディングシートを準備します。
患者役の新人が病衣を着てベッドに臥床します。
4人の新人が看護師役で、患者役の新人を体位変換し、体の下にスライディングシートを敷き、移乗の準備をします。このあと4人の力でストレッチャーに移動していきます。介助者が腰を痛めないよう、ボディメカニクスに気を付けながら行うのはなかなか難しく、汗をかきながら実施していました。
Kさんコメント
「実習以来久しぶりに、体位変換や移乗を行いました。懐かしく、新鮮でした。ボディメカニクスを意識しながら行うのはとても難しかったです。安全に行えるように復習します」
Yコメント
「助産師であるKさんにとっては、ストレッチャーの移乗・移送の実技を行うのは久々の体験だったようです。講義で学習したことを思い出しながら、マニュアルに則って行っていました。
他病棟の新人看護師と同じグループになり、全員で繰り返し練習をすることで、意見交換が出来、新人同士の結束も強まります。笑顔で和気藹々と演習を行う姿が印象的でした」