慢性心不全看護認定看護師

専門・認定（分野）を目指した理由

新人の頃、家に帰りたいと強く願う慢性心不全患者の受け持ち看護師をしました。状態が悪いから絶対無理だとほとんどの人が諦めていたのに、主治医は諦めず、様々な職種を巻き込んで自宅への一時帰宅までをコーディネートし、一時帰宅を実現させた医師の奮闘を見た事がきっかけです。新人の自分は自宅に帰してあげたいと思っただけで何も出来ませんでした。いつか専門知識を身につけて医師と共に患者さんの希望に沿った看護を提供できる看護師になりたいと思いました。その当時、新設された資格が慢性心不全認定看護師でした。いつかこの資格を取得し、医師と心不全患者の未来をより良い方向へ変えていきたいという他愛も無い会話がきっかけです。

主な活動内容

心不全患者情報共有のシステムの構築、院内の心不全勉強会開催

今後の目標

多職種と協働して心不全チームを作り多角的な視点で患者さんを捉え、サポートしていける体制を構築していきたいです。

専門・認定看護師を目指している人へのアドバイス

新型コロナウイルス感染症が蔓延し、認定教育課程の募集が停止するという事がきっかけで、夢を叶えるなら今しか無いと思い、教育課程再開と同時に受験しました。諦めなければ夢は叶うと証明出来た事、そして夢を応援してくれた医師が、この資格取得を非常に喜んでくれて今も共に働けている事が私の財産です。楽しいだけでは無いですが、教育課程で出会った同期や医師との出会いがあり、全国で自分と同じ分野で頑張っている人がいることを知ることができました。目標があると毎日の看護の仕事が楽しくなると思います。そして、夢を持って専門分野の未来を少しでも良くしたいと願う人を私は応援します。